こんにちはー。
副業Webライターのひちです。
確定申告がやっと終わりました~
ぱるさん、お疲れ様です。
確定申告はどうでした?
それが還付だったので、税金が戻ってきたんですよ~
ライターの報酬は源泉徴収されますから、還付申告になるケースが多いですね~
還付金が入ったら美味しいものいっぱい買います!
いやいや、その考えは危険ですよ。
確定申告で税金を納めるのが終わりではないんです。
え?
どういうことですか?
ライターが税金を納めるのは確定申告で終わりではない!
個人事業主であるライターは、確定申告をします。
会社員と二足わらじをはいている副業ライターも確定申告をしますので、似たような税金スケジュールになります。
確定申告して税金を納めて(または還付されて)終わりではありません。
確定申告では、所得税・復興特別所得税(以下、所得税)を納めた(または還付された)あと、いろんな税金を納めることになります。
個人事業主であるライターの税金スケジュールは次のとおりです。
【個人事業主(ライター)の税金スケジュール】
税金の種類 | 税金の納付時期 | 備考 |
所得税 | 3月15日 | 振替納税だと4月20日前後 |
消費税 | 3月31日 | 振替納税だと4月25日前後 |
予定納税 | 7月31日、11月30日 | 前年分の所得税額が15万円以上の場合に納付 |
個人住民税 | 6月、8月、10月、翌年1月 | 原則年4回、一括も可 |
個人事業税 | 8月、11月 | 事業所得290万円以下の場合は納税なし |
ライターの税金「所得税」
ライターをはじめ、個人事業主は事業の計算期間は暦年(1月1日から12月31日)になります。
そして年が明けてから1年間の事業の収支をまとめ、3月15日までに所得税の確定申告をすることになります。
個人事業主は会社のように自由に決算月が決められず、申告書の提出先は税務署のみで原則として都道府県や市町村に申告する必要はありません。
ただし、会社員の副業ライターで所得が20万円以下の場合は確定申告しなくてもいいですが、市町村へ申告する必要があります。
ライターの税金「消費税」
消費税、地方消費税(以下、消費税)の課税期間は原則として暦年(1月1日から12月31日)で、申告は3月31日までにおこないます。
所得税と日程が近いので、3月15日に所得税と一緒に申告してしまう人が多いです。
消費税を納める人は、原則として消費税の基準期間(2年前)が1,000万円の売上高になった場合、課税事業者となり、消費税を計算して納めることになります。
要件に満たさなくても課税事業者と選択することも可能です。
ライターの税金「個人住民税、個人事業税」
確定申告が終わると、確定申告のデータが税務署から都道府県や市町村に送付され、そのデータに基づいて個人住民税や個人事業税の額が計算され通知されるという流れになります。
これが都道府県や市町村に個人事業主が確定申告以外に申告しなくて済む理由です。
会社は、法人の決算の時に、国に納める法人税や消費税だけでなく、法人県民税、事業税、法人市民税など、それぞれの申告書を国や都道府県、市町村に提出して税金を納付することになっております。
個人住民税や個人事業税の場合は自動計算されるため楽ではありますね。
その他の税金
不動産(土地、建物)や一定額以上の事業用固定資産を所有していると、固定資産税が課税されます。
固定資産税の納付時期は4月、7月、12月、2月です。
事業用の自動車を所有している場合は、自動車税、軽自動車税がかかります(4〜5月)。
また、所得税が15万円以上だった場合、予定納税のための通知がきます。
予定納税とは、来年の税金も15万円以上だろうから一度に払うのは大変ですよね、だから仮に分割して前納しておき、確定申告で精算しましょうという納税の仕方です。
その他所得に応じた国民健康保険料も自動計算されて通知がくるので納めなくてはなりませんが、会社員の副業ライターは給与から社会健康保健料が引かれて、会社が納付してくれているため、国民健康保健料はかかりません。
ライターは税金の種類によって納める時期が違う!
個人事業主であるライターが確定申告したら、個人住民税や個人事業税を自動計算してもらえるので楽ではありますが、税金を納める時期がバラバラです。会社の場合は申告と一緒にまとめて申告年度の納税をしますが、個人事業主はまとめて納付できません。
それは税金の種類によって納める時期が異なるからです。
3月に確定申告をして、所得税と消費税を納付します(振替納税の場合は4月に納税)。
その後、6月ごろになると市町村から個人住民税の通知が届きます。個人住民税は原則として年4回(6月、8月、10月、翌年1月)に分けて納付しますが、一括で納付することもできます。
夏ごろになると都道府県から個人事業税の通知が届き、年2回(8月、11月)に分けて納付します。
所得税 | 消費税 | 予定納税 | 個人住民税 | 個人県民税 | |
3月 | 〇 | 〇 | |||
4月 | |||||
5月 | |||||
6月 | 〇 | ||||
7月 | 〇 | ||||
8月 | 〇 | 〇 | |||
9月 | |||||
10月 | 〇 | ||||
11月 | 〇 | 〇 | |||
1月 | 〇 | ||||
2月 | |||||
3月 |
このように個人事業者の税金は3月から翌年の1月にかけてバラバラに納付しますので、お金を準備しておかなくてはなりません。
会社員の副業ライターの場合も個人住民税を普通納税と選択していたら同じスケジュールになります。
個人住民税を特別徴収にしていたら、会社の給料から引き落とされる住民税と一緒にされてしまうので、副業が会社にバレる場合があります。
また、通常、税金は納付書が届いて納付という流れですが、税金の払い込み方法を振替納税や自動引き落としにすると税金を納付しに行く手間を軽減されて楽ですよ。
まとめ|ライターの税金スケジュールは分散型!お金の準備を忘れずに
一年中、税金払わなきゃいけない感じ!
そうですね。
税金を分割して納めることになるので、一年中何かしら税金を納めている感じになりますね。
還付金を全部使い切らずにちゃんと納付の分をお金を残しておかなきゃ!